この建物は宇都宮市における高齢化の現況及び高齢化率の推移等を考慮し計画された、高齢者向け住宅(高齢者向け優良賃貸住宅)、一般世帯向け住宅(特定優良賃貸住宅)です。
高齢化・少子化の進展や環境問題等を包含している我が国の社会経済の中で、環境負荷の軽減に配慮して、また バリアフリー化やサスティナブルデザインを基本的な考えとして、今後の社会資本設備の一つのモデルとなる事を目指しています。
特に元気な高齢者の生活の場としてふさわしく、また、身体状況が虚弱した場合にも在宅介護サービス等を活用しながら住みつづけられる住宅の供給を目指します。
高齢者向け住宅(高齢者向け優良賃貸住宅)ゾーンは、生活特性を考慮した良質な設備等を備えた計画とし、快適な居住機能を確保するとともに、質の高いバリアフリー化を実現しています。一般世帯向け住宅(特定優良賃貸住宅)ゾーンは、生活スタイルの変化、フレキシブルな利用形態に対応できるよう計画しています。
共用部分では、入居者あるいは近隣住民とのコミュニティーの形成を目指し、イベントや趣味等の生きがいづくりを通じて、コミュニケーションを図れる場を提供します。

地域交流スペースは、地域住民や住戸内の交流を促進する為、多様な利用ができる空間を設けました。特に、急激な高齢化社会に対応できるよう、食事や団らんなどお互いに支え合う共同生活の場を設けることにより、高齢単身者等が積極的に地域住民との交流を図り、いきいきと安心に暮らせることを目的としています。
(記:和氣文輝)
設計者コラム:高齢者向け優良賃貸住宅について-»